豆腐饅頭
柿の葉をお皿代わりに
こんなに実を付けているサンキライ
お持ち帰り用に採取
ひとくらクラブの例会日で、テーマは【にこにこ自然植物観察園】に自生して来たパイオニア植物の有効活用だ。一庫公園からお借りした皆伐地エリアに、どれぐらいのパイオニア植物が自生してくるのかなどを調査しながら、観察園として我々が管理している。金網で仕切られた皆伐地は鹿なども侵入できないので、植物たちは自らの戦略に任せて伸び放題に育っている。サルトリイバラの雌木など野生状態では観たことがないぐらいにたくさんの実を付けている。殆どが雌株だというのも驚きである。
今回はその園内に育つ、古来から利用されてきた「包む葉っぱ」を選んで、蒸し饅頭に使おうという試みである。豆腐饅頭を丸め、それをサルトリイバラ・サクラ・ホウノキ・カキノキ・アカメガシワなどの葉っぱに包んだり乗せたりして、蒸し器で蒸し上げる。落葉の季節に採取したので香りこそ饅頭に移らなかったが、野趣あるものに仕上がり、秋の一日を楽しめた。クサギで包んでもらったものを試食したかったが、出来上がった饅頭を探しだせなかった。因みに、春には繁茂し過ぎたタラノメなどを使った野草料理をしたのは言うまでもない。
参考までに豆腐饅頭の作り方:材料ホットケーキミックス(300g)豆腐(150g)あんこ(300g)⇒厚手のビニール袋に粉と豆腐を水切りしないで入れ、口をねじりよく揉む。袋の端を鋏で切り、10等分になる様に押し出して丸めておく。あんこを包み葉っぱに乗せて蒸し器で15分ほど蒸すと出来上がる。美味しいよ!
「柿落葉 饅頭乗せる 舟となり」