トレニア(和名:夏菫)
発声練習をしているようなトレニアの花
シソ科かな?と思わせる花姿
コーラス追い込みで毎週練習に出掛けているが、男性群の仕上がりが心もとないので、パート練習をして完全なものに仕上げようということになった。文化祭での発表結果が尾を引いている。本番までに残された練習日はあと4回しかない。パート練習は個人の家での夜間練習になる。2~3回は必要だろう。年末に向けて干支工作の準備も滞っている。
そんな忙しい状況が続いている毎日だが、道中ぐらいゆっくりと秋を観察したい。里道とも云うべきコースに見慣れない花が咲いている。リンドウかなと思い近寄ったが、花色や姿がスミレに似ている。茎を確認すると四角なのでどうやらシソ科かもしれない。帰宅してから愛用の山渓ハンディ図鑑で調べるが掲載されていない。あまり使わない「色で引く花の名前の手帖」でようやく辿り着いたのがトレニアだった。
トレニアはベトナム原産で明治の初期に渡来してきたとのこと。シソ科ではなくアゼトウガラシ科に分類されている1年草である。以前はゴマノハグサだったが再分類された。どうやら園芸種の籠抜けかもしれない。
「小春日に 花も口開け ドレミかな」