堀の鴨たち
ハシビロガモがせわしない採餌風景
モヒカン頭がまだ薄いヒドリガモ
冬毛に変わりかけのキンクロハジロ
坪内稔典先生の俳句教室は大阪城に近いビルの一室を会場としている。バスの関係で教室が始まる時間より早く着いてしまうので、時間つぶしに堀の回りを散策することにしている。
堀には各種のカモたちが訪れくれるので、しばらくは楽しめそうである。初めに目に飛び込んで来たのはハシビロガモの群れである。彼等は水面の浮遊物を掬い採る様な採餌行動を採るので直ぐに判別出来る。雄の色もカラフルである。カモとは思えないピッ~と可愛い声で啼くモヒカン頭のヒドリガモも確認出来た。キンクロハジロやホシハジロらしき仲間もいる。来年のトンボ観察会にはオシドリを訪ねる予定だが、あいにく大阪城の堀の回りにはドングリの茂みがないので、あの優雅な姿を見ることは出来ない。
昨日の俳句教室は課題が「時雨」と自由句だった。参加者全員で提出された句を選ぶが、何時ものことながら可もなく不可もなくというところだった。先生から何故その句を選んだかのコメントを求められるが、誰にも選ばれなかった句についても「何で選ばなかったのか?」と質問される。そんな句会の皆さんの発言を聴くのも楽しい。
「水尾曳き 近寄る鴨の 愛しさよ」