羽音を立てて飛ぶ鷹の凧

　娘夫婦も仕事の関係上、冬休みか夏休みしか纏まった休みが取れないので、年末年始は旅行に出かけている。その土産話をもって来てくれるのが1月4日というもの毎年の恒例になっている。能勢らしい接待をしてやりたいので、元祖ジビエ料理というべき牡丹鍋を用意することにした。買い物ついでに散歩するというのもお決まりである。近くに牧場（牛の飼育小屋）があり、その屋根の上を羽音を立てながら鷹の凧が舞っている。多分カラス除けだろう。釣り竿に固定されたその凧は、風の向きに合わせて右に左に飛び、羽音まで出すので、暫くはカラスも寄り付けないだろう！と思える優れものである。
　何時もは第3のビールを愛飲しているが、正月だからと少し張り込んで本物を用意する。でも鍋には日本酒だろう！と能勢の地酒も手配しておいた。蔵出し5千本限定のもので4260本目をゲットできた。娘たちも東北災害復興の基金に使われることで注目を浴びた、南部美人純米吟醸の「天翔る」などを持って来てくれる。ビールこそ残したが日本酒は全て完飲！よく飲む親子だ。他の宴会でも盛り上がった替え歌などで笑い転げ、一年を初笑いでスタートできた。
　今日からは笑ってばかりおられない現実に引き戻される。「憲法9条は変えないで下さい。憲法の平和、人権、民主主義が生かされる政治を実現して下さい」3000万署名は、1月開催の通常国会に提出されて終了する。今年度からは「改憲発議に反対する全国緊急署名」が取り組まれる。我が家にも届いている署名用紙を活用して、安部の改憲野望にとどめを刺さなければならない。

「初笑い　苦きニュースも　川柳で」