ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

あの今井町へ


 江戸時代の集落が今なお保存されているという、奈良県橿原今井町を訪ねた。じねんクラブ2月例会の下見のためだ。以前から今井町のことは奈良の仲間に伺っていたので、機会があれば是非訪ねてみたいと思っていた処である。そこでじねんクラブで今年度の例会計画を相談するときに提案した。言い出しっぺいが準備しなければならない。地元橿原市在住の仲間と、同じく奈良県にお住まいの方に案内役を頼んだ。
 近鉄八木西口駅を降りて飛鳥川と渡ると、一気に江戸時代の町並みに放り込まれるという感じである。案内役のお二方は少しは知識をお持ちだが、初めて訪問するものにとっては事前の予備知識を得たい。「華甍(はないらか)」という今井まちなみ交流センターに立ち寄り、ビデオで街の概略を拝見してからのスタートとした。
 街の興りは戦国の世に遡り、一向宗本願寺坊主の今井兵部郷豊寿によって建設されたとの記述が残る。一向宗の門徒が御坊を開き、環濠を巡らし自衛にあたった。織田信長と本願寺派との戦いは歴史に残るが、今井町も寺を中心とした城塞都市を作り信長に抵抗した。今井宗久、津田宗及、明智光秀を通じて信長に降服し、事なきを得て、その後堺や大阪との交流で商業都市として栄えた。東西600m、南北310mの環濠内には、今なお重要文化財に指定された歴史的建造物である屋敷が8軒も残り、予約をすれば見学できる。


「冬ざれの 街に吹きしも 江戸の風」

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