キクラゲでも聞きたがっているのに

　あまりテレビを見ない生活習慣を続けているので確かなことは言えないが、ニュースとして流される報道番組では、夕方5時台から7時のNHKニュースまでをはしごしながら見ている。夕飯時間と重なるから、習慣として観ている。大相撲場所中だと、それを観ながら夕食というパターンである。報道番組で一番安心して見ていられるのは土曜日の報道特集だけである。他に見るのはワイルド系と歌番組「日本のうた」、お笑い系では少し質を落としているが笑点ぐらいである。
　昨日は愛宕山に行く妻をJR亀岡まで送って行った。公共交通機関を利用するとかなり遠回りになり、3時間近くも費やし、交通費も馬鹿にならない。車だと40分ほどで行ける距離だ。ラジオで国会中継をしていたので興味津々で聴いていた。いわゆる「桜疑惑」である。立憲民主黒岩議員の追求に安部が質問者を嘘つき呼ばわりして誤魔化そうとした。帰宅しても質問が続いているので車から降りられない。何時も思うのは国会中継ほど面白い番組はない。
　夕方のニュースを楽しみにしていた。確かに新型コロナ情報は必要だが、そればかりである。あの安部の幼児じみた答弁については一言も報道されなかった。「私はコロナ対策に力を入れている」と言う宣伝と、維新の足立が自衛隊中東派遣に抗議する人たちを逆手にとって、早く憲法9条に自衛隊を書き入れるべきと言う提案に、顔をほころばせて賛意を示す画像が流れた。これがNHKの報道姿勢である。

「報道に　春遠からじと　おでん鍋」