ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

木の実活用文化

                専用工具で砕く

         選り分けに2歳未満の幼児も(可愛いお手て)

                 蒸し上げ中

               ジャッキで圧搾中

                 工作に夢中

                出来上がり作品


 所属しているサークル「ひとくらクラブ」のコンセプトは里山文化の伝承を活動の基本に据えている。今回のテーマも椿油絞りで毎年の恒例行事になっている。あらかじめ椿の実(種)を集めておいて、例会当日は油分たっぷりの「仁」を剥き出す作業から経験して頂く。それをミキサーにかけて布袋に詰め、蒸し器でしっかり蒸し上げる。その後、車用ジャッキを改良した手作り圧搾機で絞れば、混じりっけなしの椿油が絞れる。
 今回は珍しい風習としての「油掛け地蔵」訪問体験談を聴かせて頂いた。京都3ヵ所・大阪5ヵ所・奈良2ヵ所・明石・岡山など畿内にあり、関東では見かけられないらしい。謂れは様々だが商売繁盛とか子どもの病気平癒を願うなど、形代信仰の要素もあったのだろう。仲間の講師は油の専門家で、例会ごとに色んな知識を伝授して頂ける。
 蒸し上がりの待ち時間などを利用して、ロクからは木の実工作を提供した。今回は蘇鉄の赤い実と栃の実を持って行き、見本を参考に作って頂いた。皆さんに人気があったのは簡単にできるソテツのお猿さんだった。土鈴風ストラップも子どもに人気があり、バーミング鏝で思い思いの絵を焼き付けていた。


「里山の 文化を春に つなげたく」

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