雨での慰め
黄梅
回遊性「ロクマグロ」のストレスは日増しにたまっていく。地元の散歩ばかりでは満足できないロクである。人との関わりの中でこそ活き活きと活動できる。家での宿題や内職なども、出前教室などが中止になり声が掛からない。取り組んでいる映画「おだやかな革命」上映会のチラシも1万枚刷り上がっているが、開催できるかどうかの先が見えないので、お店や団体などに配り歩く気持ちが失せる。
終日の雨予報だったので「50歩100歩」山の会からは早々と中止連絡が入った。それならばと買い物に出かけることにした。この時期なら冬物が安く手に入るかもとユニクロを訪ねたが、いつの間にか子ども服専門のお店に変わっていた。ユニクロなどは売上が少ないとすぐに撤退してしまうのだろう。セブンイレブンや楽天などの横暴は目に余るが、ユニクロよ “お前もか” と思った一瞬である。
地元のスーパーでは手に入らない鮮魚類を買い求めた。もちろん板さん覚悟である。白フグというのも並んでいたので、唐揚げ用に下処理をして冷凍保存にする。大振りのウオゼも目についたので塩焼き用にゲット、鯖もビッグサイズがあったので購入。運良く長崎フェアーのコーナーがあり、壱岐で食べた忘れられない「イカ焼売」も並んでいた。
板さんついでに届けられたフキノトウを蕗味噌にしてみた。毎年作っているがより進化した物をとの思いから、電子レンジでチンする代わりに、フライパンでから煎りして、水分を飛ばす方法で作ってみた。夕飯は酒が進む料理だったがノンアルで我慢した。
「菜種梅雨 先の見えない お邪魔虫」