目を惹いたモニュメント：神話の世界かな

　サークル｢メダカの学校｣例会で妙見山でのBBQを楽しんできた。能勢電「妙見口」駅に集まった10人は天気も良いので、ケーブルを利用しないで歩いて登りたいとおっしゃる。準備の都合もあるので仕事はリーダーら3人に押しつけて、元気な7人は2時間ほどかけて腹ごなしのために歩いた。空腹は最大の調味料と言われるし、一汗かいた後のビールは堪えられない。昼前には会場に着き｢まだ焼けていないの？｣と先発隊に冗談を飛ばす。此処は予約しておけば手ぶらでBBQが楽しめる便利なところだ。少人数なら飛び込みでも大丈夫と言うことで、人気スポットになっている。
　エドヒガンの群生地としても有名で、花見に訪れる方も多い。頂上付近の桜はまだ咲いていないが、麓から谷筋に沿ってエドヒガンが咲き出す。この季節だけ桜たちの在処を知ることが出来る。エドヒガンが能勢周辺の山に多いのは、その昔、銀や銅を採掘した間歩（坑道）が掘られ、その時に大量に出された土砂が積まれた。そこに裸地空間を作ったので、エドヒガン生育環境が整ったのではとみられている。もちろん太古の地質もエドヒガンに適しているのだろう。
　ビールを3缶も戴いたので、下山は緩やかな尾根筋コースを採った。4時までに帰宅しなければならないという方がおられたので、先導役を引き受け殆ど駆け足状態で下山して貰い、何とか時間に間に合う電車に乗って頂けた。ゆっくり降りてくる皆さんと合流するために、駅前の馴染みのお店で生ビールを頂きながら待つことにした。

「渓筋を　桜が彩置き　駆け上がり」