ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

毒溜(ドクダミ)

            大きさが違う4枚の苞と穂状の花

               採取してきたハチク

               ハチクで一品追加


 古来から三大民間薬として馴染みのあるドクダミの十字花が日陰で咲き出してきた。ゲンノショウコとセンブリは主に胃薬として使われるので、特に必要に迫られるわけではないから、花を愛でるのが目的だった。一方ドクダミは利用範囲が多いので、毎年大量に採取して日干ししている。昔は化粧品に加工して使っていたが、綺麗になりすぎたり、肌に合わないということで、最近はドクダミ茶としてのみの利用に限られる。生薬で十薬といわれるぐらい色んな薬効があるが、安全で副作用がない!という民間薬の地位を堅持しているので、他の茶とブレンドし単なる健康茶として愛飲している。
 十字の花弁に見える部分は、花びらではなく葉の変化した苞と呼ばれる。その上に付いている穂状部分が花で、萼も花弁も持たない雄しべだけが目立つ構造になっている。花びら状の苞は、つぼみが展開する順番に大きさが異なっているので、観察会などでその仕組みを確認し、一番外側が大きな苞であることに気付いて貰う。
 妻の山サークルも解禁されたので、昨日は3ヶ月振りで箕面の山歩きに出かけて行った。ということは言わずと知れた夕飯担当部長である。先日大形スーパーでかなりの食材を買い込んであるので、地元スーパーに出向くこともない。時あたかもハチクの採り頃だろうと気になっていたので、夕飯の一品に使おうと近場に採りに行き、戻しておいた乾し椎茸と一緒に煮物にした。採り立てだから灰汁抜きもせずに使える便利なタケノコだ。何の飾り気もない野趣あふれる一品に、妻はビールのおかわりを催促した。


「十薬の クルスで難が 去ればいい」

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