ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

大金鶏菊(オオキンケイギク)

            特定外来生物:オオキンケイギク


 数年前から能勢でも目撃するようになってきたオオキンケイギクが河原や土手道に咲いている。コスモス感覚で空き地に植えられているというのを聞いたことがある。まだこの植物が「特定外来種に指定されている」というのが一般的に認知されていない。近くの道の駅にも切り花として出荷されている有様である。
 オオキンケイギクは北米原産で1880年代に観賞用、法面緑化用として導入された。外来種の中でも特に生命力旺盛、さらに強靱なので瞬く間に全国に拡がっていった。花が綺麗と言うこともあり、住民にも親しまれているという側面を保つ。この植物自体に毒を持つなどの危険性がないのも一因かも知れない。ただ繁茂してしまうと在来種が姿を消し、それを食草としてきた生き物たちもいなくなってしまう。生物多様性が損なわれると言うことが調査の結果判明したので、2006年に特定外来生物に指定された。
 外来生物法に基づき、問題を引き起こす海外起源の外来生物については「特定外来生物」として指定し、飼養、栽培、保管、運搬、輸入などが規制され、罰則規定まで設けられている。個人の場合は懲役3年以下、もしくは300万円以下の罰金が科せられる。ゆめゆめ綺麗からと摘んで帰ったりしないように、駆除あるのみ!


「夏の菊 駆除されまいと 媚びて咲き」

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