緩やかにスタート
タマムシと遊ぶ5年生
ベニヒダタケ
オカトラノオ
ムラサキシキブ
まるでジャングル
徐々に日常を取り戻しつつある。雨も小康状態になった土曜日、久し振りに「ひとくらクラブ」の例会も再開された。一般の参加者を受け入れての活動はしばらく先になるだろうが、とりあえず会員だけのミーティングからのスタートである。永らく整備できていない公園からの預かり地「にこにこパーク」にも入ってみたが、ジャングル状態になっている。新入会の子どもたちに木イチゴを食べさせてやりたかったが、時期遅しでクサイチゴ・クマイチゴ・ミヤマモミジイチゴなどの姿を見ることが出来なかった。多分小鳥たちのご馳走になったのだろう。サンキライの実がたくさん出来ていたので味見させたが、どうやら野性の味には馴染まないようで、まずいと言って吐き出していた。
ヘンスで囲まれた園内には鹿などの動物が入って来られないので、パイオニア植物の進出と成長などをつぶさに観察できる。四季折々の植物たちの営みをその一角で観察できるというのはありがたい。植物たちは好き放題に繁茂し、押し合いへし合いして子孫を残す準備に余念がない。昨年もサンキライの雌株には、これでもかと言うぐらい赤い実を鈴なりに付けていたでびっくりした。ということで、動物たちの侵入を阻むために人為的に囲まれた空間は決して「自然」とは言えない。
とりあえず活動を緩やかにスタートできたのを喜びたい。
「梅雨湿り もの皆並べて 活き活きと」