大半夏(オオハンゲ)
葉っぱが3つに深裂しているオオハンゲ
水量豊かな箕面大滝
3ヶ月振りに再開したサークル「じねんクラブ」の例会は、手近な箕面滝道の散策だった。それでも皆さんは今まで外出自粛しておられたのか、コロナ太りの所為なのか、片道3キロ弱の遊歩道を1時間以上もかけながら滝まで辿り着かれた。先日の雨で水量も増え、久し振りに勇壮な滝を観ることが出来た。皆さんがゆっくり歩いている間に、植物観察などしながら個人的好奇心を膨らませた。この会の良いところは必ずと言っていいほど反省会が盛り上がることである。ゆったり席を用意して頂いたので、心おきなく冷酒の300mlボトルが次々とオーダーされていく。「そろそろこの辺で!」とストップをかける役目まで引き受けた。
サトイモ科のカラスビシャクに似た仏炎苞を持つ植物が群生状態で育っている。植物図鑑を持って行かなかったので、名前を調べられない。とりあえずカラスビシャクと言うことで引き上げたが、葉っぱが違うのが気になっていた。帰宅してから図鑑で確認すると、オオハンゲだった。
同じ仲間のカラスビシャクには「ヘソクリ」と言う別名を持つ。農家のお年寄りが孫の子守をしながら、畑のカラスビシャクの塊茎を掘り出し、それを貯めてから集荷人に売ってヘソクリを貯めていたという。子どもたちの小遣い稼ぎだったいう話を仲間からも教えて頂いた。漢方薬としてつわりに限らず、吐き気によく効くらしい。
「滝音に 今年も豪雨か 大半夏」