三時の貴公子
午前中は開花していなかったハゼラン
毛がふさふさなのに「志村けん」と言われてしまった
近くに爆蘭(ハゼラン)が群生状態で拡がっているところがある。散歩ついでに観察してきたが、午前中だったのでまだ花を開いていなかった。ハゼランと名乗っているが、ランの仲間ではなくスベリヒユ科の植物で、熱帯アメリカから明治初期に渡来してきた帰化植物である。花火のように爆ぜているようにところから名付けられたのだろう。1年草だが繁殖力が強く、種を同じところで落とすので毎年繁茂しているのを観察できる。可愛い花なので庭などに植えられていたのが、籠脱けして拡がったと思われる。
別名で三時草と言われるのは、花を開くのが午後の3時頃だからである。三時の貴公子などとも呼ばれ、4時頃から開花する白粉花(オシロイバナ)に併せての遊び心かも知れない。実際に開花している状態を撮りたいので、老貴公子ロクはわざわざ出かけた。ちょうど下校時間帯で顔見知りの子どもたちとばったり出会ってしまい「ロクさんや!」と取り囲まれてしまった。家でのくつろぎ時間だったので作務衣を着たまま外出した。まだ散髪屋に行く勇気もないのでロン毛にしている。その様子が志村けんに似ていたのか、子どもたちから「志村けんはまだ生きてるやんか!」と言われてしまった。
「下校時の 声が弾ける 夏こだま」