ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

半夏生(ハンゲショウ)


 今日7月1日が2020年の七十二候の「半夏生」だそうです。雑節の一つで、この日までに田植えを終えるという目安にされてきました。植物の半夏(カラスビシャク)が生える頃と言うところから名付けられました。この日は地面から陰毒が出てくるので、種を蒔いたり収穫した野菜を食べることを避けていたようです。本当は数日間の農家休養日だったのかも知れません。昨日から降り続いた大雨も、この季節特有のもので「半夏雨」として恐れられていました。空からも毒が降ってくると言って井戸に蓋をかぶせていたようです。今でこそそんな風習も廃れてきたと思われますが、古来からの言い伝えは、なるほどと感心させられることもあります。関西ではタコを食べる風習があリ、スーパーの鮮魚売り場に並びます。稲の分けつが進み、根をタコのように張ることを願ったようです。
 別に今日に合わせるために出掛けた訳ではないのですが、運良くハンゲショウが見頃を迎えていました。半夏はカラスビシャクのことで、一方、半夏生(ハンゲショウ)はドクダミ科の植物ですが、最近はこちらの方が半夏生の由来と錯覚されているようです。別名で「片白草」などと呼ばれ、ドクダミ同様夏をイメージできるネーミングです。ハンゲショウは虫媒花なので、目立たない花が咲き出すと葉っぱを白くして、虫たちに「花が咲いたよ」と知らしています。受粉が終わる頃になると、葉っぱも色落ちして元の緑に戻ります。マタタビなどと同じ戦略だと考えられています。


「まだ目立つ 控えたつもりの 半化粧」

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