東京では連日50人以上の新型コロナ感染者が出ている。昨日は67人に達した。危機意識が欠如しているのじゃない！と思える行政の対応である。都知事選が行なわれているので箝口令でも敷かれているのだろうか。官邸も注意喚起すら出さない。小池知事も東京アラートを解除した時点よりも深刻な状況になっているのに、数値目標すら外してしまった。第2波に備えて病院のベット数だけは確保したとうそぶいている。まるで陽性になったら「いつでもいらっしゃい！」と待ち受ける女将の態度を匂わせている。知事選に対しても、都民の疑問などに真摯に向き合うことを避け、パフォーマンスだけで票をかすめとる戦略に終始している。
　東京だけではなく全国的に拡がる様相だ。大阪でもクラスターと思われる集団感染が露呈している。1日に10人もの感染者が報告されだした。吉村知事や松井市長は道頓堀で客寄せパンダをして、マスコミを巻き込んで人気取りに躍起だが、11月に都構想の是非を問う住民投票をするという。以前に否決されたものだが、コウモリ政党を巻き込み、都構想に反対の意思を示していた自民党の分断を果たし強気だ。住民の暮らしや命より、自分たちの政治目標を優先する輩が増えてきた。近隣諸国の暴政へ目を向けさせているが、負けず劣らずの悪政振りである。
　サギソウに先駆けて食虫植物のハエトリグザの花が咲きだしてきた。悪代官などの害虫も駆除してくれないだろうか。

「望みたし　日本の空の　梅雨上がり」