雨の観察会
睡蓮池でヒツジグサとの違いを観察中
ザクロにまつわる鬼子母神の話
ミズカンナ
アジサイ両性花(参考画像)
アジサイ雄花(参考画像)
トンボのメガネ例会は6月から再スタートしている。年間計画で月2回の観察会を企画しているが、昨今のコロナ騒ぎで訪問先の変更を余儀なくされている。昨日も神戸薬科大学の薬用植物園を訪ねる予定にしていた。昼食も皆さんには毎回人気ある学食利用ということで期待されていたが、学生すら自由に勉強できない状況下にある中、外部の受け入れなんてとんでもない話である。そんなこともあり苦しい時の神頼みならず、困ったときの訪問先として府立山田池公園に変更した。何度も訪問している公園だし、雨予報だったので参加者も少ないだろうと思っていたが、自然に渇望されておられたのか16人もの参加者があり、雨の公園内をソーシャルディスタンスを採りながら散策・観察できた。
梅雨時の花を求めたが花菖蒲は終わり、辛うじて紫陽花が咲き残っていた。前々回の長居植物園でのアジサイは奔りだったが、今回はカーテンコール前だった。それでも真花探しとばかりに両性花を探したり、飾り花に雄花が着いているのを確認して、植物学的には単なる装飾花ではなく雄花と呼びたい、と紹介したりした。睡蓮池ではスイレンとヒツジグサの違いを仲間から教えて頂いた。
雨に合う花として目に止まったのはミズカンナ。明治の中頃に北米から渡来してきたクズウコン科ターリア属で、英名のwater cannaをそのまま充てたのでは。全体にワックスを掛けたような雰囲気を持ち、花より葉っぱが綺麗だ。
「梅雨さなか 雨傘だけが ぱっと咲き」