毎月末になると来月の予定表を作る習わしになっている。ところが手帳を確認するまでもなく8月は何の予定も入っていない。所属するサークルは軒並み活動を控えておられる。辛うじてロクの主宰するトンボのメガネだけが年間予定通りを辛うじて維持している。でもコロナ拡大が無策のために毎日過去最高を更新中である。構成メンバーがシニアなので「三密」を避けるのは絶対条件である。場合によっては活動自粛も想定しておかなければならない。となれば全くの空白になる。どう毎日を過ごせば良いのか？第1波の時には地元の山歩きと歴史探策でしのいだが、今回は真夏である。
　梅雨も明け本格的な夏の到来になった。永らく足止めされていたので少し外出するだけで、暑さに耐えられなくなり音を上げてしまう。歩きを基本に生活しているが、昨日は車で用を足すことにした。読み終えた本をまだ閉鎖されていない図書室に返し、今のうちにと新たに借り直す。何時も期待を裏切らない浅田次郎だが「長く高い壁」は読むのに時間が掛かりすぎた。そこで好きな宮本輝に鞍替えである。「流転の海」は今回で2度目になる。前回は文庫判を借りたが、最後まで揃っていなかったので途中で中断している。単行本は全部揃っているので最後まで読み進めることが出来そうだ。
　車を走らせているとハスが見頃を迎えているのに出会した。まだ昼前なので綺麗な状態で観ることが出来る。蕾から散りかけまでの各種を写真に収めて、次の移動先はスーパーである。岩牡蠣と流通に乗らない珍しい魚が目に付いた。境港から新鮮な魚が届いた時に出会すと躊躇なく購入する。そんな時には鮮魚居酒屋「ロク」の開店となる。相撲が思わぬ展開になってきた。
　これじゃ手帳が埋まらない。先日に明日の予定を組む「日替わり定食」とするか。

「空白の　手帳見ながら　蝉時雨」