平和へと羽化した
羽化して羽を乾かすジャコウアゲハ
羽化直後
平和の願いが届いたかのような今朝の朝焼け
7月の中頃にジャコウアゲハの幼虫を何匹か持ち帰り、歌壇に放したことは報告した。幼虫たちは食欲旺盛で移植したウマノスズクサを食べ尽くす勢いだったので、何度となく新鮮な葉っぱを採りに行く羽目になった。おかげで何匹かが終齢幼虫まで成長して、思い思いの場所を見つけてサナギになった。その内の一つが昨日羽化した。
昨日は広島で核兵器廃絶の願いを込めた平和式典が、コロナ禍の中で規模の縮小を余儀なくされながらの開催となった。今年は原爆投下75年目になる記念すべき日に当たる。草木は75年目育たないだろうと言われていた広島だったが、見事に蘇り世界に核廃絶を呼びかける発信基地になっている。毎年広島市長と子どもたちの訴えに耳を傾け、平和への一歩を一緒に歩みたいと決意する。もちろん長崎も忘れてはならない。
そんな意義ある8月6日8時15分に合わせるかの如く、ジャコウアゲハがサナギから羽化して飛び立つ準備をしている。昼近くまで羽を乾かせ大空に飛び立っていった。なんとも言えない感動を与えてくれた。
「原爆忌 6日も9日も 蝶よ飛べ」