16輪のサギソウでお盆のお出迎え

　　　　　　　　　　　　　　ヒオウギも負けじと

　年に一度しか訪ねない「七夕墓参」を済ませてきた。もともと歩き予定を組んでいたのだが、朝から小雨がぱらつき、予報でも不安定な天気だというので、急遽妻からの提案で決まった「渋々墓参」である。供花は道の駅オープンの9時半まで待たなければならない。出発は10時半になってしまった。普通なら霊園までは1時間も掛からないが、コロナの関係で車利用が多いのか、9号線に入ると流れが止まってしまう。何時も連休中の渋滞をテレビで見て、大変だろうなあ～と思う反面、ビールを飲みながら密かな意地悪気分を味わっているのだが、墓参の時にはその当事者になってしまう。だから墓参りなどしたくない！と無信心で親不孝のロクがつぶやく。でも古くから伝わる宗教文化としては、大切に伝承していきたいと思っている。
　観察を続けているサギソウが毎日数を増やしている。写真で記録しているが夕方には数が増えているので、再度の撮影となる。昨夕の時点で10株に16輪の花をつけていた。まだまだ増えていきそうだ。最初に咲いた花も今なお元気に風に揺らいでいる。昨年の今頃はサギソウの花園を作ろうと計画していたが、皆さんにお分けしたのでその思いを果たせなかった。来年こそはと密かに思っている今日この頃である。

「せめてもの　親孝行と　墓洗い」