ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

花オクラ

アオイ科の仲間たち(ワタ・ムクゲ・スイフヨウ・ハイビスカス原酒)


 道の駅に花オクラが出だした。中国原産で観賞用として入ってきた黄蜀葵(トトロアオイ)が正式な植物名である。和紙の原料で三椏などの糊として古くから使われてきた。牛蒡のような根っこが民間生薬として使われ、喉の腫れや痛み、扁桃腺などのうがい薬として利用される。中国では胃炎や胃潰瘍の治療にも使われているらしい。オクラや花オクラなどアオイ科は有用植物として栽培されるものが多い。代表的なものとしては繊維を取るワタ、オオハマボウなど、製紙原料や薬用としてのトトロアオイ、また花が大きく美しいので観賞用として世界中で栽培されている。韓国国花のムクゲやフヨウ、さらにトロピカルムードに包んでくれるハイビスカスなどの園芸種は3000種もあるらしい。
 花オクラは食用として改良されたもので、数年前から道の駅などに出回るようになった。オクラと同じアオイ科トトロアオイ属だが、こちらは実よりも花を食用とする。アオイ科は殆どが一日花なので、食用として流通に乗せるには無理があり、道の駅ぐらいでしかお目にかかれない。花が綺麗なので植木鉢で育てて、午前中は花を愛で、午後からは舌で愛でるという「マイオクラ」が適しているのかも知れない。
 何時もは甘酢で食べるのだが、今回はしゃぶしゃぶで火を通して、あっさりとお浸しで食べてみた。猛暑のなか冷酒にもってこいの肴になった。


「これよこれ 冷酒の友に 花オクラ」

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