右の突起は＋、左の突起は－

　　　　　　　　　　　　　　　刺身とバター風味

　　　　　　　　　　　　　　　板長返上の失敗作

　一昨日は暑さを避けるためと、運動不足解消のために地元のBGセンターのプール歩きをしてきた。昨日もと思ったが、知り合いの方がBGでインストラクターをされておられるので顔を注すと思い、続けての利用は控えた。第1波の頃は地元を歩き回ったが、記録的猛暑の中では歩くことも出来ない。仕方なく冷房を効かせた車で隣の行政区になる箕面の大型スーパーまで出掛けた。買い物ついでにゆっくり時間をかけて、体を冷やそうというという魂胆である。
　このスーパーは九州資本なので珍しい食材が手に入る。大型2枚貝のタイラギも2度も買って帰ったことがある。今回目に入ったのがホヤ貝である。貝と言われているが全く別物で特異な生態を持つ。生息環境までは調べていないが、多分岩礁に根を下ろし、海水からプランクトンを捕っているのだろう。それが証拠に吸入側と排出側の突起をつけている。その突起には＋－の口が着いている。多分＋側で海水を取り入れて、体内で濾過して－側から排出しているのだろう。
　ホヤは一度食べたことがあり、あの独特の香りなどを受け入れることが出来なかった経験がある。そんなことも覚悟して購入してみた。基本的には刺身で戴く予定だが、大事を取って1つはオリーブオイルで炒めバター味にしてみた。しっかり冷水で洗ったので、通なら喜ぶ独特の香りはしなかった。まずまずの出来映えである。
　大振りの鮎もゲットしたが塩焼きでは食べきれない量なので、甘露煮にすることにした。骨まで愛したかったので圧力鍋で30分ほど煮るようにセットした。ところが途中で 焦げた臭いがする。火を止め圧力が下がるのを待ち、蓋を開けると焦げる寸前だった。旨いものを作って喜んで貰うのが板長である。これでは例え妻と言えども、客に出せる代物ではない。板長返上である。

「夏太り　帳尻合せ　しなければ」