貸し切り状態のプール

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宝物

　　　　　　　　　　　　　　マンゴーとマンリョウ

　　　　　　　　　　　　　　　　　現の証拠

　猛暑日のピークを迎えている。夜中に目を覚まし扇風機タイマーを再セットするほどの熱帯夜だった。今朝は扇風機を回したくなる熱気がじとじとと肌にまとわりつく。でも今日で猛暑日とはおさらばのはずである。明日には雨も降ってくれそうだ。
　そんな猛暑日の昨日、避暑対策として地元のBGセンターのプールを訪れた。駐車場に車が止まっていない。もしかしたらお休みかもと思ったが、客が来ていないだけで開館していた。プールには誰もいない貸し切り状態である。自由に泳いだり歩いたり、何も考えずにただ浮いていることも出来る。アメリカ映画で観た大富豪がプールで遊んでいる気分を味わえる。デッキチェアにビキニスタイルで足の長いレディーが寝そべっていないだけである。400円のプール料金を払って2時間近くも大富豪気分を満喫させて貰った。
　大富豪ついでにロクの宝物を紹介しておく。海辺で拾ったのか、河原だったか記憶は定かでは無いが、長い年月をかけて削られたであろう石を花壇に置いてある。太陽が当たると宝石のようにキラキラと光る。多分人造石だと思うが正体不明である。最近でこそ石など持ち帰らないが、昔は屋根に使っていたプレート石をスイスから持ち帰り、それに絵を描いて土産にしたりしていた。
　猫の額花壇にはマンリョウ（万両）まで花を咲かせている。娘夫婦から宮崎産のマンゴーが届いた。庶民には手の届かないブランド物である。まさに大富豪気分である。

「贅沢や　プール歩きを　ただ独り」