猛暑日観察会
トンネル内は涼しいよ
雨が待ち遠しいカタツムリたち
日中は出歩かないで!と注意喚起がされる猛暑日が続くなか、トンボのメガネ観察会も細心の気配りが求められる。コロナとの二重苦である。サークル構成メンバーがシニア層ということもありより慎重になる。出来るだけ涼しいところと言うことで、行き先を武田尾からの廃線コース観察会とした。計画段階では武庫川渓谷廃線跡を歩き通すという選択肢も持っていたが、直射日光を避けて日陰コースにしなければと、急遽、武田尾駅周辺の観察会に切り替えた次第である。
参加者は少ないだろうと思っていたが、初参加の方もおられて11人もの方に参加して頂けた。陽射しのきついところは早足で駆け抜け、日陰ではじっくり観察しながら歩いた。夏から秋への端境期で、これと言った植物には出会えなかったが、キツネノカミソリがまだ咲き残っていたりして、初めて見たという方もおられ、それなりに楽しんで頂けたのかなと胸をなで下ろしている。
サークルの目的は自然観察会を謳っているが、どうしても対象が植物中心になり、野鳥観察や生物観察などはなおざりになっている。メンバーに「鳥屋」などもおられるが、訪問先がどうしても植生豊かなところになってしまう。リーダーがもっと幅広く興味を持たなければならないのかも知れない。たまたま仲間がカタツムリを見つけてくれた。雨がしばらく降っていないので、葉裏で夜露だけで凌いでいるようだ。透明感のある個体で名前までは判らない。カタツムリ類もロクの交遊録に付け加えようかと思っている。
「蝸牛 雨が恋しと 耐えて待ち」