狗尾草(エノコログサ)
エノコログサ(参考画像)
キンエノコロ
ムラサキエノコロ
剛毛だから登るエノコログサ
チカラシバ
指でしごいて栗の毬
イネ科のエノコログサ各種が目立つようになってきた。普通は夏場に咲く種類をエノコログサという。今目立っているのはアキノエノコログサである。違いは一目瞭然で、アキノエノコログサは花穂も長く、重さに耐えかねるかのように垂れ下がる。一方エノコログサは数センチほどの長さでほぼ直立している。咲く季節も違うのでまず間違うこともない。咲くと表現しているが、実際に花を観察しようとすれば、ルーペの世界である。それがイネ科植物の特徴でもある。漢字表記の狗尾草の「狗」は犬のことで、犬の尾に似ているとのことから名付けられた。猫じゃらしの方が慣れ親しんだ名前だろう。
少し小振りなキンエノコロもこの季節である。光を浴びると紫色が目立つムラサキエノコロも捨てがたい。ススキと並んで秋を演出してくれるので、どうしても取り上げたい植物だった。因みにロクが今まで観察してきた種類は、エノコログサ・キンエノコロ・アキノエノコログサ・オオエノコログサ・コツブキンエノコロ・ムラサキエノコロなどである。他にハマエノコロなどもあるようだがまだ巡り会っていない。
子ども向け観察会の時にはエノコログサを優しく握り、毛虫が這い出してくるようなのを見せたり、チカラシバの花穂をしごき栗の毬が出来るよ!などの遊びを伝えたりする。ブログ仲間の徳島夢じいちゃんからも、そんな昔遊びのコメントを頂いた。昨日は教育委員会との打ち合わせで、子どもたちに提供する内容など相談してきた。
「子らたちの へえ~を聞きたく 猫じゃらし」