落語文化
取りは喜楽家哀楽さん
我が家の食文化「柿酢」
例年なら文化フェスティバルが開催され、我がコーラス団も練習曲の披露となるのだが、今年は催事の殆どが中止になってしまった。コーラスもやっと始まったばかりで、本格的なパート別練習もままならない状況下にある。とりあえず声出しのために、サークル陣形をとりユニゾンで馴染みの曲を歌っているに過ぎない。
そんな中、能勢で定着してきた落語会だけでもと言うことで、カフェ・ギャラリー『やまぼうし』さんと農家Cafe『門家』さんの共催で「やまぼうし 門家寄席」と銘打って、入場者の人数制限をした上で開催された。
出演者は池田の落語ミュージアムで落語の指導を受けながら、趣味として社会人噺家を目指しておられる強者たちである。よくここまで覚えられたものだと感心しながら、聴かせて頂いた。滑ったり噛んだりするのも愛嬌である。
昨日のお目当ては第9回社会人落語日本一になられた「喜怒家 哀楽」さん。彼はまだ現役の中学の校長先生である。古典・新作落語を含めて34話のレパートリーをお持ちだと紹介されている。さらに増やしたいとのお気持ちらしいが、第三者からすればそれだけで十分だと思ってしまう。とにかく巧い。声もよく通るし、間の取り方、所作もうまい。下手な落語家よりも数段上である。「喜楽家」という屋号でプロデビューしたらと思ってしまう。
我が家の文化は食文化ぐらいしか自慢できるものがない。数日前に瓶詰めした柿が醗酵しだしてきた。
「疫病を 笑い飛ばそう 文化の日」