ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

薬師草(ヤクシソウ)

                 ヤクシソウ

                コウヤボウキ

                 ゴンズイ

               ヤブコウジ(十両)

               ミツデウラボシ


 ハイキング途中でヤクシソウが目立つようになってきた。いかにも薬効があるような名前を持つが、命名の由来は定かではない。薬師堂のそばで見つかったとか、根生葉が薬師如来の光背に似ているからとか、薬用に使われていたとか諸説ある。病気や災難を除く薬師如来の信仰説が、今のコロナ禍にはぴったりかも知れない。薬効成分としては腫れ物には効くようだ。春の根生葉は食用になり、その苦味が “良薬は口に苦し” に結びついたのかも知れない。別名でニガミグサとも呼ばれている。他にチチグサやウマゴヤシとも呼ばれている。キク科オニタビラコ属で日本原産種。どちらかといえば草原よりも山野で群生を観ることが出来る2年草である。
 ほしだ園地で山野草を探したが、目に付いたのは小低木のコウヤボウキ、ヨシノアザミ、ノコンギク位で、期待していたツルリンドウなどは見つからなかった。でもゴンズイの実が見頃を迎えていたり、ムラサキシキブの仲間たちには幾度も出会えた。ヤブコウジも赤い実を付け、箸休めならぬ「足休め」に貢献してくれた。
 シダ植物のミツデウラボシを採取してポケットに忍ばせておくと、帰る頃には醗酵して桜餅の香りがするよ!と紹介してあげた。帰り道で確認して貰うと、かすかにクマリンの香りがすると納得して頂けた。


「疫病に キク科薬師の 出番だよ」

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