頂上にある天狗岩

　昨年も登ったことのある天狗岩を別コースから訪ねてみることにした。巧くいけばピストンコースを採らずに、変化を持たせるコース作りが出来るはずである。山の名前は掃雲峰と言い、しっかりした登山道が付いている。アプローチは開発途上の別荘地だったようだが、樹木が鬱蒼と茂り住む人も無く寂れている。はたして登山口に辿り着けるのか疑心暗鬼でしばらく登っていくと、看板が出てきたので一安心。あまりメジャーでない山なので、熊が出てこないかだけが心配である。取り付き口こそ苔生した日の射さないところだが、ビニールテープでの印がところどころにあり道に迷うこともない。尾根道に出ると落葉樹が多く、展望も開けるなかなかのハイキング道である。頂上まで辿り着き、前に登ったコースとの接点が確認できたので、同じ道を引き返す。上り下りで調べておくのは、全コースの起点を決める際の重要な判断基準になるからである。
　京都府南丹町に位置する山なので、帰り道に山羊牧場に寄って、念願の山羊チーズを購入した。普通のチーズとは違いフレッシュチーズだから、賞味期限もわずか1週間から10日ほどである。従ってサイズも値段の割に小さい。小規模で作っておられるチーズだから贅沢は言えない。山コース確認記念日としてワインで乾杯！

「山道を　つるべ落としに　急かされて」