ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

苺の木(ストロベリーツリー)

           花と実を同時に楽しめるイチゴノキ

             試食して貰ったヤブムラサキ

               小鳥ではなかった!


 京都府立植物園の北口から入園して、真っ先に訪れるのがイチゴノキである。11月頃になると昨年咲かせた花が結実してヤマモモ、あるいはいかにも美味しそうなイチゴに似た実になって来る。何度か試食したが、生食よりもジャムにした方が良さそうである。地中海沿岸部の南ヨーロッパ原産のツツジ科イチゴノキ属である。ドウダンツツジやアセビ、ネジキのような鐘状の可愛い花を咲かせる。花と実を同時に観賞出来るので、最近の新興住宅などでは好んで植栽されている。
 昨日は観察サークル「メダカの学校」から、過去に展葉調査をしていたエリアを再訪して、植生の時系列変化を確認してきた。紅葉も楽しめたが木の実も各種あり、それらの味を確認して頂くなど、五感で観察してきた。例えばヤブムラサキの処では、この実は魚毒成分があり、ベトナムでは魚を獲る際に使われていたと言う毒話を紹介した後、でもほのかに甘いよと言うと、躊躇無く口に入れられる。あくまでも毒成分を持っているので試食は1粒か2粒ですよと念を押す。ウルシ科のヌルデも実を付けていたので、塩味がすると紹介してあげると、皆さん口に含まれるほど好奇心旺盛なメンバーの集まりだ。ナツハゼなどは安心して摘まんでおられた。このグループ、小鳥たちからは敬遠されることだろうなぁ~。と思いながら樹冠を見上げると、小鳥がじっと我々を見下ろしている。逃げようともしないのでデジカメズーム機能で確認すると、枯葉がぶら下がっているだけだった。


「花と実で 冬にいざなう 苺の木」

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