ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

甚五郎山~羽束山~宰相ヶ岳

       高くそびえるイチョウの雌木の枝


 兵庫県三田市にある羽束山に登ってきた。前回は車で道が判らなくなり、急遽行き先を変えた曰く付きの山である。今回は車道に明るい人が先導してくれると言うことで、安心して後続したが再び迷ってしまった。3台ともカーナビを装着していない。こんなことならナビ付きの車を出してあげれば良かったと思いながらも、連れて行ってもらうので出しゃばれない。今回は前回の反省から妻が地図を用意してきたので、それを確認して引き返す。
 羽束山がメインだが左右に甚五郎山と宰相ヶ岳が鎮座しているので、三山への縦走登山になる。羽束山の山頂には羽束神社があり曾ては修験道の霊場であったらしい。整備された立派な参道だが階段が続き息が上がってしまう。尾根道に出てやっと一息付けるほどである。
 分岐から甚五郎山までは普通の登山道だから歩きやすい。430mの低山だがまずは一座征服、それほど大層なことはないか。分岐まで引き返し、再び参道を丁石を頼りに頂上神社を目指す。離れたところには観音堂まであり、信仰で賑わう山だったことが窺われる。
 何時も思うのだが、日本の山は殆どが信仰の対象として崇められてきた。神社やお寺も山の上に建立されている。登山も根底に体を鍛えると言う宗教的な修行の意味が込められている。いまだに女人禁制の山も現存している。一方ヨーロッパでは、日常では味わえない価値を山に求めて登る、と言う遊び心が重要な要素になっている。貴族の遊びから出発したと言っても過言ではない。馬でも登れる登山道が整備されてきた。
 最後の宰相ヶ岳への登りが急峻である。今回13人のフルメンバーだったらしいが、途中でもうダメと座り込んでしまわれた人もいた。同じ道を戻ってくるので、一歩も移動せずに待つことにしてもらい、頂上休憩もせずにピストンで引き返し一緒に下山した。


「丁石を 喘ぎながらの 小春かな」

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