ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

再び村上春樹


 先日読んだ浅田次郎の「黒書院六兵衛」は、物語の展開が遅々として進まずイライラしながら読み終えた。上下2巻の長編だったが作者の意図は、それぞれの読者の判断に任せるという構成だったように思う。宮本輝作品も次第に飽きてきたので、再び村上春樹の棚から昔の短編と、大人の絵本と言うべきものを見つけ出した。絵本は「パン屋を襲う」、短編集は「螢・納屋を焼く・その他の短編」。彼の作品も走り読みでは理解できない哲学的テーマに満ち溢れているので、再び読み返すことになる。言うならば、枯渇した老人の頭を青春回帰させてくれる作品群である。それがノーベル文学賞にノミネートされた所以かも知れない。
 昨日は地球環境『自然学』講座日で、SDGsと世界農業遺産がテーマだった。SDGsというのは「持続可能な開発目標」の略称で、2015年に国連サミットで採択され、17の大目標を達成するために、具体策として169のターゲットを目標達成の道筋に据えている。15年間で達成したいという壮大な目標だが、絵に描いた餅に終わらないことを願いたい。講座もテーマが大きすぎて、ストンと落ちない退屈さだった。
 日本での取組は、椎葉村での焼き畑農業と琵琶湖での水環境に対する活動などが紹介され、既に講座でも取り上げられたテーマだったので、その部分だけが懐かしく復習出来た。日本の農業を見直す視点にSDGs的考察が役立つかも知れない。


「3時間 眠気を覚ます すきま風」

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