団栗食った!
マテバシイで作ったクッキー
ドングリ味比べ
ツルソバ
ムクノキとモミが結合した「連理の枝」
暖かい雨だが昨夜から降り続いている。雷雨にもなるとの予報の中、何人参加してくれるか心配しながら京都植物園に向かった。観察サークル「トンボのメガネ」例会日で、目的は落葉樹の紅葉・黄葉観察と木の実観察、団栗拾いなどである。皆さんへの案内に、今回はサプライズがあるかも、と期待を持たせておいた。それが効を奏したのか悪天候の中11人が参加してくれた。そして仲間が期待を裏切らずに団栗クッキーを作ってきてくれた。手間暇かけた団栗クッキーを食べた仲間は「これは売り物になるで!」との最大級の褒め言葉を投げかけておられたが、自然の恵みを仲間と分かち合うという処に隠し味がある。
何も手を加えないドングリも試食して頂いた。マテバシイとシリブカガシは炒ったものと茹でたもので食べ比べて貰い、スダジイは生食も可能だが、安全のために炒ったものを用意した。おまけとして灰汁抜きしたカヤの実も炒っておいた。美味しいクッキーの後だったので、あまり喜んでは貰えなかった。初めて食べたというカヤの実に人気があった。
そんなメンバーたちばかりなので、イチゴノキの実が落果しているのを味見したり、関西ではあまり見かけないツルソバの実を探したり、落葉の匂いに酔ったり、と五感で雨の植物園を目に焼き付けてきた。隠れた紅葉の名所「半木(ながらき)神社」周辺では3組のカップルが前撮りをしておられた。植物園内には「連理の枝」もあるので、未来永劫幸せになって欲しい!と身内ではないのに好々爺目線になっていた。
「アラららら ドングリ舌で 観察し」