吉祥草(キチジョウソウ)と天体ショー
寂しくなった猫の額花壇で、辛うじて晩秋から冬場にかけて花を咲かせてくれるキチジョウソウがやっと花を咲かせてくれた。めでたい花と言うことでトンボの仲間から頂いたのだが、我が家の環境に合わないのかあまり花を咲かせない。和名「吉祥草」の由来は、花がなかなか咲かず、吉事があると花を咲かすという謂れからである。頂いた仲間の花壇(実家先)では早々と咲いていたのに、婚家にあたる我が家では咲き遅れるというのは、嫁いびりをしているからだろうか?本当は日当たりが良すぎるので花期が遅れるのだろう。
キチジョウソウは常緑の多年草で、マイ図鑑ではユリ科になっているが、キジカクシ科に分類される在来種である。本来は穂状花序にたくさんの花を付ける。稀に雄花が花序の上部につく。我が家のキチジョウソウは小さな花序なので雄花まで付いてくれないだろう。
天気も良くないので、次回例会に提供する干支工作の材料作りに明け暮れた。楽しみは夜に月と火星の接近を観ることだけである。夕食を終え、中天に上がってくるのを待っていた。デジカメで両方撮るというのは難しい。ピントが合ってくれない。月に合せると火星がはみ出してしまう。今回は目で楽しむことにした。(ピンボケ写真)
「霜の朝 吉祥草の 凛と咲き」