カワセミとオオスズメバチ

　　　　　　　　　　　　　タツナミソウと木立ダリア

　　　　　　　　　　　木蓮も陽気に誘われてコートを脱いだ

　基本的には内職曜日が続いている。次回の例会までに干支工作の材料を揃えて、皆さんにはキットとして渡せるように準備しておきたい。一応の見本は作ってみたが、誰もが簡単に作ることが出来る工作に進化させたい。従って見本作りも並行して進めているので、準備は遅々として捗らない。回遊魚「ロクマグロ」と言われているので、日がな一日工作室に閉じこもっておられない性分だ。
　そんな訳で買い物ついでの散歩に出ることにした。ひそかに手に入れたいものがあるので、郵便局にも寄り道してお金の用意もしなければ。地元スーパーまでは歩いて40分ほど掛かり、買い物だけでも2時間近く掛かることになる。何時も散歩を兼ねているので2～3時間は覚悟しなければならない。皆さんは殆ど車利用だから、リュックを背負い、歩いて買い物に行くのは我々ぐらいだろう。それがよく目立つ。
　歩きを生活の基本に据えているので、田園地帯の風景を独り占めで楽しめる。帰り道に土手道を歩いた。カワウが竹藪にコロニーを作っているのが確認できる。ダイサギ、アオサギ、カワウ、カルガモたちが集団でたむろしている。彼等に縄張り意識はないようだ。ただ、田舎の鳥たちは人馴染みしていないのか、人の姿を見ると直ぐに飛び立つ。人が進む方に逃げるので、何度も飛ぶことになる。人間は危害を加えないという学習がまだ出来ていない。早めの夕飯時になるのかカワセミにも出会った。翡翠色で飛んでいるのを目で追い、止まったところを見定めて撮るのだが、なかなかデジカメでは届かない。運良く岩に止まってくれたので、辛うじて証拠写真ぐらいにはなったかな。ラッキーな一日だった。

「冬曇り　ぱっと一筆　翡翠色」