写真家 大竹 英洋
ヘラジカを呼び寄せるためのホーン
写真展で話を伺った大竹さん(参考画像)
地球環境『自然学』講座は、待望の写真家 大竹 英洋さんだった。彼の写真展を観に行ったのは7月のことで、このブログでも紹介している。その節にも彼とお話をさせて貰い、心を躍らせたことが蘇る。テーマ「そして、ぼくは旅に出た。北米ノースウッズの森へ」、それだけでワイルドな話を拝聴出来る予感がする。
ボクも所持していたカナディアンカヌーが、実はここの原住民によって作られた話や、シルクハットの元はビーバーの毛皮で作られ、富の象徴として求められた事により、フランスやイギリスの毛皮商人たちが、ビーバー求めて押し寄せ交易が進み、カナダ近代国家の礎が築かれた。ビーバーはダム作りだけではなく、カナダという国家まで築いたとのこと。
ふんだんな写真を見せて頂き、その時々のエピソードが語られる。2ヶ月単位で年に3回ほど現地に入って観察される。きっかけは夢に見たオオカミを観てみたいと言うことだったらしい。少年の心を今なお持ち続けて、動物に同化しながら写真を撮り続けておられる。動物たちに近寄る工夫として、鳴き真似なども現地で教えて貰ったようで、その一旦も披露して下さった。夢にまで見たオオカミが近くまで偵察に来てくれた!という話で締め括られた講演はあっと言う間の3時間だった。
「凍てついた 大地の声も 届けられ」