ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

障子の張り替え

            鹿のファミリーが朝食を求めて


 1日伸ばしになった障子の張り替え作業に取りかかった。購入したのは前回と同じプラスチック製のもので7倍の強度を持つと謳っている。何にたいしての強度か定かではない。そんな誇大広告に釣られて消費者は選んでしまう。同じデザインの障子紙でも接着方法で強度が変わるらしい。両面テープで貼り付けるタイプが7倍だった。因みに糊で貼るタイプは5倍だと表記されていた。プラスチックの含有量が違うのかも知れない。
 本来なら和紙の障子紙を使いたいところだが、専門店に行かなければ手に入らないのだろう。今売られている素材は、基本的にはイミテーションの「障子紙擬き」かも知れない。指を突っ込んで中を覗くことが出来るのが、本来の障子のイメージである。
 そんなことを考えながら作業をしていたのだが、「四畳半襖の下張」が頭をかすめた。永井荷風の作とされているが、それを月刊誌に掲載した野坂昭如がわいせつ文書販売の罪に問われたのはあまりにも有名である。僕の好きだった開高健などが、表現の自由の立場から証言台に立ったのでも覚えている。荷風の作品に触れたことがないので、どの程度のわいせつ性があるのか1度読んでみたい衝動に駆られた。
 張り替えた障子を開けてみると、一気に冷気が流れ込んできて、鹿のファミリーが霜の降りた草原で朝食をしている最中だった。田舎だなぁ~。


「障子開け 冷気とともに 鹿の群れ」

×

非ログインユーザーとして返信する