ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

春争奪!

           水仙、姫踊子草、啓翁桜まで進出

          林内にはアセビも花を咲かせ出している


 猫の額花壇では好き勝手に野草が繁り、陽光を独り占めしたいのか、他よりも負けじと背丈を伸ばしているのが、まるで勢力争いをしているように見える。最近一番縄張りを拡げているのがキクザキリュウキンカ(ヒメリュウキンカ)である。水仙の球根を頂いたのを植えてあるのだが、それすら間借りしているように窮屈そうに咲いているのがいじらしい。ただ姫立金花はキンポウゲ科独特の光沢を放ち、淋しかった花壇にいち早く春を届けてくれるのが捨て難く、なるがままに任せている。その蕾をヒヨドリが啄みに来る。
 「他に負けない」と言う下りで思い出すのが、観察会の道中で狸の置物に出会すと、必ずと言っていいほど披露するのは、なぜお店の入り口に狸が置いてあるかの謂れを、けっして他言しないでと釘を刺し面白おかしく伝える。「タヌキとはタ(他)をヌキ(抜き)の意味が込められている、さらに雄狸の置物なのは前金でお願いします、ということ😃」
 奈良県平群町ではメガソーラ設置問題が、周辺住民の猛反発を受けているとのテレビ報道があった。かっては桃源郷とまでいわれた地域で、花木栽培が生業ののどかな山村だった。トンボのメガネでも訪問した処で、仲間の活動地でもあり、彼から頂いた啓翁桜の挿し木が根付いて、今年も若木に2~3輪の花を咲かせてくれそうである。その植木鉢にもヒメリュウキンカが蔓延っている。
 次回の訪問先に平群を予定しているが、今回は物見遊山的訪問ではなく、自然破壊に対する抗議の意志を持ち、連帯の気持ちを伝えられる例会になればと思っている。まさに春の陽光を業者が奪うか、草木の花に残してやるかの争奪戦が繰り広げられている。


「春光を 我も我もと 奪い合い」

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