ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

黐躑躅(モチツツジ)蕾

             毛で覆われた蕾(参考画像)

             早く咲いてくれ(参考画像)

             龍河渓谷と通行止め吊り橋


 モチツツジを漢字表記すると読めても書けない部類の代表格だろう。お馴染みの薔薇も書けない。「黐」はモチノキの「鳥もち」の意味合いで、花柄を触ると粘りがあるところから使われている。モチツツジの花期は4~6月頃までだが、狂い咲きするので冬場にも山で見かけることが度々ある。日本原産種で本州静岡以西~四国まで分布している。別名でイワツツジとも呼ばれる。半落葉性の低木で、春の葉と夏から秋の葉が違う特徴を持っているので、粘りとともに確認して貰う、観察会向け植物としてうってつけである。
 以前、展葉調査をしていた頃は冬芽観察で蕾観察もしたことがあるので懐かしい。花芽は越冬葉に包まれ、びっしりと毛もはえて保護されている。紅紫色の花色が好まれて「花車」という園芸品種が作られ庭木や生け垣に使われている。平安時代から好まれて植栽されてきた古典派園芸種でもある。
 救援会の春の行事として好評だったので「野草料理」を楽しむ会の場所探しに、役員を案内してきた。ロケーションは渓谷沿いだから抜群なのだが、トイレもなく水も確保できない。自然の景観だけを楽しんで貰うという場所に決めてきた。準備するロクが大変!


「蕾でも 春が来たよと 告げている」

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