ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

草苺(クサイチゴ)

              花から実になる過程

          ルビーのようなイチゴに変身(参考画像)


 この季節、山道歩きで一番目につくのがバラ科キイチゴ属の草苺の花である。ノイバラよりもバラらしく比較的大きな花を群生状態で咲かせている。これだけの花を咲かせるのだから、5月下旬ぐらいになるとたくさんの野苺を提供してくれることだろうと期待するのだが、誰の口に入ってしまうのか、そう易々とは採取できない。でも穴場さえ知っていれば、フユイチゴと並んでジャムに出来るほど採取できる有り難い野苺である。
 クサイチゴなんて名前だが立派な木イチゴの仲間である。落葉低木で地面から数十センチにしか茂らないので草を冠されている。黄色いモミジイチゴ(ナガバモミジイチゴ)が一番美味しいというが、クサイチゴは香りもあり、甘さも他の野苺に引けを取らないほど美味しい。何よりもたくさん採れるので、ジャムやイチゴ酒にしたり出来る楽しみがある。
 因みにキイチゴの仲間にはモミジイチゴ・カジイチゴ・フユイチゴ・クマイチゴ・ニガイチゴ・ナワシロイチゴなどあり、深山を関するものまである。草本では黄色い花をつけるバラ科のヘビイチゴ属がある。こちらはあまり甘みもなく蛇でも食べるのだろうということで名付けられた。食用としては適さないが解熱、痔などの薬用として利用されるらしい。


「野苺の 香りを花で 先駆けて」

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