鷺草(サギソウ)開花
初咲きのサギソウ
タヌキマメ
赤とんぼさんに先を越されてしまったが、こちらも2日遅れで初咲きが確認できた。これから1ヶ月あまりは順次咲いてくれるだろう。
サギソウの園芸種を仲間が育てられていて、その根というべき芋のような球茎を数個頂いたのが始まりだった。ミズゴケで育て、水分だけは絶やさないように心掛けてきた。環境が良かったのか、根を拡げ小さな球茎が増え続けた。頂いた仲間のサギソウが消えてしまったと仰ったので里帰りさせたり、かなりの球茎を皆さんに差し上げてきた。
サギソウはラン科ミズトンボ属で本州、四国、九州の湿地に自生する筈だが、乱獲や環境破壊その他の要因で絶滅が進んでいる。地元にも地黄湿地と言うところがあり、毎年サギソウを咲かせてくれるが、管理と保護を怠ると、たちまち絶滅してしまう環境下にある。先日サークルで訪ねた丸山湿原もサギソウ自生地として知られているが、みんなで見守っていかなければ姿を消してしまうだろう。
せめて頂いたサギソウだけでもしっかり育てたいと、大きなプランターまで購入して来年に備えている。花など育てられないのだが、水やりだけで済むサギソウならロクにも育てられる。赤とんぼさんと行き来している植物にタヌキマメもあり、毎年苗を頂く。そちらもやっと咲き始めてくれた。
「鷺草の 蕾が夕べに 華と咲き」