ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

樹が鳴いている

                クマゼミの雄

            ニイニイゼミの抜け殻観察中

          ゴリンピックだって


 サークル「トンボのメガネ」例会日だったが、緊急事態宣言発出を受けて、規模を縮小するため「お散歩観察会」に切り替えて催行した。行き先は予定通りの大泉緑地である。公園側も以前よりは規制がゆるやかになり、特別展示場もクローズされることなく拝観できた。観察テーマをお盆の花にしていたが、下見時にハスなどは盛りを過ぎていたので、ならばと蝉の観察に切り替えた。公園入り口からセミのシャワーを浴びる。まるで樹が鳴いているような姦しさである。
 セミについては過去に出前教室などで提供してきたことがあるので、資料類は揃っている。捕虫網まで用意出来なかったので、今回はセミの抜け殻で種類を同定して貰うことにした。クマゼミが樹間を飛び交っている。見つかった抜け殻の殆どがクマゼミである。時々アブラゼミだろうというのも見つかる。サンプル母体が多ければルーペで確認しながら比較して、種類を同定出来るのだが、歩きながらの観察会ではそこまでは出来ない。泥を被った小さな抜け殻はニイニイゼミだと判断できる。クマゼミの特徴はデベソのあるなしで確認できる。オス・メス確認用の資料も赤とんぼさんが用意してくれた。初体験の人はまるで子どもに返ったように、熱心に虫眼鏡でデベソ確認や、オスメス確認をしておられた。
 反省会はかき氷にしようと伝えてあったので、8人全員が参加してくれることになっていたが、あいにくかき氷のお店を探し出すことが出来なかった。やむなく入ったファーストフード店でアルコール抜きのドリンクバーでお茶を濁すことになった。


「蝉時雨 平和の鐘も かき消され」

×

非ログインユーザーとして返信する