ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

本家本元サトイモ科

         珍しいサトイモの花と蕾

        長老の庭先には浄瑠璃碑も


 愛用の山渓ハンディ図鑑で掲載されているサトイモ科植物は、お馴染みのミズバショウとザゼンソウぐらいで、あとは見たことがないヒメカイウとクワズイモの4種類がそれぞれの属で独立している。他にサトイモ科としてはマムシグサで知られるテンナンショウ属があり、何れも仏縁苞を持つ仲間たちである。果たして本家本元のサトイモってどんな花を咲かせるだろうと気にはなっていた。
 南国っぽい雰囲気の葉っぱは近くの畑でよく目にするが、花が咲いているのに出くわした事が無かった。区内の長老的農家の方が、わざわざ家まで訪ねてこられて「里芋に花が咲いたので見においで」と声をかけて下さった。話を伺うと20歳ぐらいの時に花を咲かせた事があったらしい。かれこれ50数年ぶりに花を咲かせたので、是非とも観て欲しいとの思いだったのだろう。戸締まりもせずに小雨降る中を畑に駆けつけた。さすが本家本元だけあり、黄色い苞に包まれた花序まで同色で、サトイモ科の花に間違いなしと太鼓判を押してやりたくなる。今年の異常気象が花を咲かせることにつながったのだろうか。吉と見るか凶と見るか?珍しい花を観られたので「吉」としておきたい。
 里芋の歴史は、紀元前2世紀頃に遡る。芋と言えば里芋を注す。今月の満月は確か「芋名月」だったはずだ。


「善き未来 托したくなる 芋の花」

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