能勢点描🔍
稔らなかった稲
スマホの歩行履歴を確認すると1,000歩に満たない日が出てくる。1万歩を超えているのが週に2~3回という有様だ。手帳を見れば殆ど埋まってきたのに、歩きが少ないと言うことは車に頼ったりした所為だろう。脚は第2の心臓とも言われている。別に1日1万歩などの課題を課すことなく、生活習慣として歩きを基本にしたい。
歩きが少なくなっているのは、地域のスーパーへ買い物に行く機会が減った所為かもしれない。そのスーパーは散歩途中のトイレ休憩にもってこいの場所に位置する。だから用事がなくとも立ち寄ることにしている。謂わばパブロフの犬感覚である。珍しい鮮魚が並んでいないかを確認するのも常である。トイレの借り賃として食パンだけでも買って帰るのが仁義と心得ている。コンビニのトイレをお借りした時にガムを買う習慣と同じだ。
さて散歩途中では赤トンボが冬になったのを知ってか知らずか羽根を休めている。哲学者然としたアオサギが岩場で獲物を狙っている。冬眠を迎えるカラスヘビが脱皮中だった。それを狙っているヤマカガシもいたが、人の気配で捕食までには至らなかった。蛇が蛇を食べるのは以前に紹介したので、今回も観られるのかと期待したのだが。
今年の異常気象が影響したのか稔らない稲田もあった。昔なら飢饉状況である。田んぼの脇では刈り取られたワルナスの実が転がっている。以前リースに使ったが余りお勧めできない臭いを持っている。ワルナスだけは交友録から外している。
「生き物が 冬が来たのを 知らぬげに」