ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

犬枇杷(イヌビワ)

            無花果によく似たイヌビワ♂

                 雄木の実

                 雌木の実

             雄実でイヌビワコバチの確認

                低山茶臼山頂上


 来年度の「トンボのメガネ」年間計画を策定するために天王寺の慶択園を訪れた。喫茶店でと言う選択肢もあるが、珈琲一杯で長時間粘れる勇気と若さはなくなった。その点慶択園だと入場料が150円と割安で、四阿(あずまや)を利用する人もあまりいないのでゆっくり出来る。何とか来年度24回の例会訪問先案を埋めることが出来た。後はメンバーからの提案や要望があれば、組み替えれば良いだけまでに漕ぎ着けた。
 折角来たのだからと隣接する茶臼山周辺の自然観察も楽しむ。以前からイヌビワの自生が目に留っていたのだが、たぶん雄木ばかりだろうと見向きもしなかった。食べられる雌木はなかなか見つからない。サークル仲間が子どもの頃、出身地でよく食べていたと言う話を伺った。実を観ただけで雄雌の判断が出来ると仰る。雌らしい熟れた実を見付けたので、すかさず口に入れてみた。甘くて美味しい。ところが雄の実はたくさん見つかるのに、雌の実を見付けるのは至難の業である。多分美味しいのでリスや鳥たち動物が食べ尽くしてしまうのだろう。若芽や若葉まで食用になることまでは知らなかった。
 イヌビワはクワ科イチジク属で、まったくイチジクを小型にしたような姿形である。何で犬枇杷としたのか判らない。せめて犬無花果にした方が良いと思うのだが。この植物はイヌビワコバチが介在する特異な戦略を持っている。紙面がないので省略するが、興味のある方は調べて頂くと、面白い共生関係が解り子ども向けの物語が出来そう。


「野生種の いちじく見付け 一口で」

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