大トラ・小寅・台湾楓(タイワンフウ)
大トラ
小「寅」作り指南中
葉っぱが3裂のタイワンフウ
我がサークルで提供する干支工作が1週間後に迫ってきた。先日の三世代交流茶話会で完成品を30個提供して、ほっと息をついたのも束の間である。サークルでは工作キットを用意し、皆さんに作って頂くというのが今までの習わしである。構成メンバーがシニアということなので、20人余りの希望者に一人ではとても対応しきれない。何時も縁の下の力持ちとして支えてもらっている、事務局メンバーにお手伝いを頼む事になる。
「寅」の作り方をしっかり頭に入れて頂きサポートして貰いたい。そのための工作レクチャーを服部緑地の無料休憩所を拝借して伝えてきた。シニア自然大学校研究科で自然工作を一緒に経験してきた仲間なので、阿吽の呼吸でマスターして頂けるのがありがたい。
大トラは見本としてモウソウチクで作ってある。作り方の説明用として活用する予定だ。ところが可愛い「寅」をプレゼントしたのに、大きな虎が欲しいと甘えられる。旧村の方々と今後も仲良くしたいので、さっそく追加の大トラ作りも始めた。完成品を届けると殊の外喜んで頂けた。
服部緑地のタイワンフウが見事なまでの真っ赤に染まっている。過去に何年間も楽しませて頂いた2本のフウが健在である。中国から300年前に渡来して、今や公園樹として各地に植栽されている。「楓」をカエデと読んだり、フウと読むところから誤解が生じた。タイワンフウや近似種のアメリカフウはカエデ科ではなく、マンサク科フウ属なのだが、いまなおモミジの仲間と錯覚されている。漢字も誤用が招いた結果だろう。
「大トラに 負けるな小寅 台湾楓」