春気配「一進一退」
春の足音が一進一退で聞こえてくる季節になってきた。冬至を過ぎると日増しに日脚が伸びてくるので気分が高揚してくる。3連休後半は春を思わせる陽光に包まれていた。節分寒波など、この先何度か震え上がることもあるだろうが、光が煌めくのが嬉しい季節到来である。でもそんな気持ちに水を差すごとくにオミクロン株が勢力を拡大中である。空気感染すら取り沙汰されるほどの感染力である。
危惧していたことが地元の学校に飛び火した。学校関係者に陽性者が複数で確認されたために急遽臨時休校の措置が取られた。昨日始業式で初登校したばかりである。子どもたちに感染していないことを祈るばかりだ。明日からどう対応するかまでは決まっていない。
我々の活動も日増しに自粛ムードに進んでいくことだろう。他のサークルで担当幹事を引き受けていた分は、会食がメインなので直ちに延期することにした。我がサークル例会は野外活動だから三密は避けられるだろうとの判断だが、行政のお達しが出れば中止しなければならないだろう。まもなく春が来るというのに先が見えない。
冷たい春雨を降らせていたが、明け方には雪に変わったようで田圃がうっすら雪化粧をしている。ねんてん先生の俳句教室に出かける気持ちに、水を差す冷たい朝の巡り合わせになってしまった。
「春光と 牡丹雪とが せめぎ合い」