生活スタイルは歩きを基本においています。殆ど車に乗らないので、この冬もバッテリーが上がってしまい、買い替えを余儀なくされ、1万円余りの無駄な出費になりました。能勢での公共交通機関は民間のバスしかありません。山間部運賃でべらぼうに高く、しかも1時間に1本だから不便です。という事もあり何処へ行くにも歩きが基本になります。地域の皆さんは軽トラなどの車を利用されています。棒切れなど工作材料を収集していたり、リュックを担いで歩いているのは、あの風変わりな夫婦しかいないと評判になっています。ロクのこだわりもあります。写真俳句用の画像探しは歩きでなければ見つかりません。画像に撮影時間が挿入されるので邪魔になりますが、撮影して間もないという旬の証明なのです。
　歩いていると収穫もたくさんあります。地元の皆さんを近くの山に案内するアプローチを沢山持てるようになります。相撲碑や浄瑠璃、さらに歴史人の足跡などにも巡り会えます。昨日アップのフクジュソウや巨木の在りかなどにも詳しくなります。知り合いの農家の方に出くわすと、畑から大根を抜いてくれたり、ストックしてある白菜を頂いたりもします。まさに犬も歩けばです。ここで言い訳を☛妻に頂いた大根を持たせていますが、写真撮影用に持って貰っただけで、後はロクが持って帰ったことは云うまでもありません。

「難なくに　抜きし大根の　甘さかな」