ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

植物♂♀

          白花が雌株で黄花が雄株のフキノトウ


 動物は圧倒的に雌雄が異体ですが、植物の生殖形態は様々です。多くは雌雄同花・同株です。いわゆるおしべとめしべを持つ両性花です。厳密に分析するならば両性花とされているものにも、担保としての雄花をつけているものもあるようです。次に多いのは、同株だが雄花と雌花を持つ種類です。写真のフキは少数派の雌雄異株です。フキの花茎を「蕗の薹」と呼んでいます。早春に花茎を出し、その後、葉を展開させます。その部分が食用にされる蕗です。フキノトウの黄色が雄株の花で、白い方が雌株の花です。
 3月3日は雛まつりです。トンボのメガネから京都植物園を訪ねました。園内では早春の草花展が開催され、ハウス内は春の香りに満たされています。各種の花を一斉に咲かせて展示する職員の苦労が伝わって来ます。そこで見付けた雌雄のフキノトウです。昨日は春先取りの一日を楽しめたシニアの“雛まつり”でした。これから三寒四温を繰り返し、春に一歩ずつ近付いて行きます。ついでだから紹介しますが、五蕗六筍とい諺もあります。5月のフキと6月のタケノコは季節遅れで煮ても炊いても食えないところから、役立たずという意味合いです。六という字がロクとダブります。


「美を競う 花に負けじと 蕗の薹」

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