ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

似たもの同士

                 ホトケノザ

                ヒメオドリコソウ

               昨日と今朝の鹿の群れ


 窓から旧府民牧場の跡地に目をやると、今朝も鹿の群れが萌えだした若芽を求めて出てきた。彼らにとっても長かった冬から解放されて、やっと美味しい若芽にありつける。お母さんが子鹿に「たっぷり食べなさいよ」と言っている声が聞こえてきそうだ。
 散歩していてもたくさんの草花が一気に咲き出した。田んぼや畑の傍にはシソ科のホトケノザとヒメオドリコソウが目立つ。花色も立ち姿もよく似ているので、殆どの人は同じ雑草と見過ごしてしまう。ホトケノザは日本も原産地の一つになっているが、ヒメオドリコソウはヨーロッパ原産で、明治の中頃に東京駒場で初めて発見された帰化植物である。
 今なお疑問が解けないのは、春の七草の一つホトケノザは本種ではなくコオニタビラコのことで、古名をホトケノザと言ったらしい。本種をホトケノザと命名したのは何時のことだろう。命名者は古名の存在を知らなかったのかもしれない。春の七草だと勘違いされて未だに食される方が後を絶たない。シソ科だから問題になっていないのかもしれない。
 七草の一つナズナ(ぺんぺん草)にも似たものがあり紛らわしい。よく似た仲間はタネツケバナである。小花がそっくりで立ち姿もよく似ている。田んぼなどに自生するので全体の色で見分けるようにしている。赤みを注していればタネツケバナで、緑系がナズナだと判断している。実ができる頃になると一目瞭然となるのだが。
 バラ科サクラ属もよく似ているので我々の観察対象になる。サクラ・モモ・ウメについての違いなどはメンバーも熟知されてきたようである。


「待ちわびた 鹿のファミリー 若草へ」

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