稚児車(チングルマ)
チングルマの群生
イワイチョウ
オオカメノキ
オオバキスミレ
陸奥ハイキング報告をしなければと思いながらも、日々の活動に追われてブログアップが後回しになってしまう。昨日も区内の旧村の方々から、妻に雨乞い山の案内を請われていたので、何度も登った山だが一応下見をしておこうと歩いてきた。ハイカー仲間なら荒れた道やブッシュがあっても突き進むことが出来るが、農家の方々は体力こそあるものの、荒れた道を歩かせるわけにはいかない。当日は剪定バサミ持参で露払い役として臨むことにした。
せっかくの陸奥ハイキングである。雪解け直後といえども植物たちは一斉に花を咲かせてくれる。北海道や東北での季節の移り変わりの素早さである。まだ百花繚乱というほどでもなかったが、憧れの高山植物チングルマが群生状態で迎えてくれた。コマクサほどの貴重種ではないが、ハイカーにとっては懐かしい高山植物である。白い5弁花は草本のように見えるが、バラ科の落葉低木である。初夏の湿地帯に咲く花は可愛いが、花枯の姿にも惹かれる植物である。
ミズバショウも至る所で繁茂しているが、雪国のものは小さくって可愛いので、思わず水芭蕉の花が~♪とくちずさんでしまう。ところがクマは休眠から目覚めると、先ず毒草であるミズバショウを食べて腸内を清掃するらしい。初耳だし興味ある話だった。今回初めて見たのはイワイチョウという湿原植物である。他にもイワナシやオオカメノキ、オオバキスミレなど各種、サクラまで咲いて入れくれた。
「陸奥の 初夏に咲く白 チングルマ」